早すぎる性の目覚め!14話。
数日後、僕は野球場で高校生の野球の試合を見ながら弁当屋で買った弁当を食べていた。
隣には青木さんがいる。
デートのような流れになった経緯を話したい。
僕の股間陳列事件後、意を決して彼女を誘った。
「今度、図書館で勉強しない?」
本当は二人で遊びに行きたかったが、はっきりとは言えなかった。
周りくどくて、男らしくなく。
最もらしい、誘い文句を考えた末の言葉だった。
堂々と女の子を誘える。
そんな男になりたかった。
彼女の返事は
「いいよ😊」で、
僕は3日くらい悩んで行動したがあっさりOKしてくれた。
ここで、一つ問題があった。
僕と青木さんは学区が違っていた。
そのため、お互いの中間地点の図書館に行く事に。
そして、青木さんが場所がよく分からないため、僕が迎えに行き一緒に行く事になった。
ー当日ー
青木さんの家のチャイムを鳴らす。
当時はスマホがなかった。
緊張したのを覚えている。
中から、彼女が出てきた。
すぐに出発かと思われたが、準備が終わっていないとの事で家の中に通された。
ある程度、大きくなってから入る女の子の部屋。
ドキドキするのと、感慨深いものがあった。
そして、御花畑のようにいい匂いがした。
彼女が準備をしている間、あまり興味はなかったが少女漫画を読みながら待つ。
実際は内容が全然頭に入ってこなかった。
僕は漫画を読み、彼女は支度をしていたため、背中越しで会話をしていた。
会話が止んだ時、青木さんの背中が僕の背中にもたれ掛かるように触れてきた。
これにはめちゃくちゃドキドキした。
続く。