理学療法士、島耕作の自伝

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早すぎる性の目覚め!中学生編7話。僕と青木さんと、時々くつ下。

パオーン!

オラ島耕作。あだ名は森喜朗

今日は第7話やで。

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翌週の土曜日、僕は駅の前で彼女を待っていた。
予定時刻は11時。少し遅れて青木さん到着。


駅から少し離れた商業ビルに本屋が入っているため。
話しながら歩く。


普段、彼女は眼鏡を使用しているが今日はコンタクトだった。
メガネっ娘もいいが、何だか新鮮な気持ちだった。


一緒に参考書を選んだ後。僕の漫画も一緒にみて、マックでお昼ご飯を食べた。
本当はバーミヤンが食べたかった。


途中で彼女の学校の友達と会った。
別にやましい事は何もないが、気まずかった。

僕は人見知りなため、初対面の人を紹介されても、「はいそうですか。」とすぐには打ち解けられない。

付き合うと友達を紹介したがる女性達に言いたい。
コミュ障の男達はそんなにすぐ、仲良くなれない。

結婚するまでよく、これに悩まされた。



一緒に歩いている間ずっと気になっている事があった。


それは、となりの青木さんと時折、手と手がぶつかる事だ。
お互いの甲と甲が僅かに触れるたび胸がドキっとした。

南米のサッカー選手なら罵詈雑言を言われてもおかしくないくらい当たった。

「なんだか、イケそうな気がする。」

そう思うがこれ以上腕が伸びない。

ATフィールド全開なのか?

ヘタレ中学生には限界だった。

エヴァ初号機は暴走することなく完全に沈黙。


「オッケー!グーグル!」

「女の落とし方教えて!」

僕もそんな時代に生まれたかった。


「ぶつかって ごめんね!」
僕が謝ると、彼女は笑顔だった。


お昼の後は少しウインドショッピングをした。

と言っても、青木さんが見たいといった洋服屋さんについて行っただけだが。


楽しい時間はあっという間に終わり、別れ際に先ほど洋服屋さんで買った紙袋を渡された。

家に帰るまでは開けることを禁じられ、律儀に僕はそれを守った。

中身は靴下だった。

「いつも足元が寒そうな島くんへのプレゼント!」

と、短めの手書きメッセージが入っていて僕は恋に落ちた。


8話に続く。

https://gorigori1919.hatenadiary.com/entry/2019/11/20/120331