早すぎる性の目覚め!18話。風間杜夫とAKB卒業。
僕の友達は結構変わり者が多かった。
野球選手になって大リーグでプレーするよりもメジャーの年金制度に詳しい野球部がいたり、僕とタメ張るくらいエロい寺の息子がいたりした。
今回はそんな友達に青木さんの事を相談した話をしたい。
エロい坊主の息子を仮にえなりと名付ける事にする。
えなりくんは、僕の友達で唯一彼女がいた。
えなりの癖に生意気だぞ。
なんて、ジャイアンみたいな事は思ったことはない。
彼は結構、かっこよかったからだ。
僕が家でたまごっちを育ててる間に、彼女と愛を育んでいるのは正直うらやましかったが‥
僕のおちんっちだって負けてないはずなのに何故!
と、思った事はある。
まぁ、そんなこんなで部活終わり、夕暮れ時の橋の下。
ベタな感じで住職の息子と恋バナをした。
僕:
「こーゆうわけで気になる人がいるだ。」
えなり:
「もう、行くしかない!」
「ハイリスク、ノーリターンだ。」
当たって砕けろ!
ってことね。
最初こそ青春の1ページのように真面目?に話していたが、えなりくんが自宅から持ってきた蝋燭を点灯しだした辺りから話が脱線する。
えなり:
「なぁ!知ってるか?島!」
「蝋燭を垂らすと喜ぶ女の子もいるんだぜ。」
次代の聖職者からありがたい性の説法が始まった。
試しに、手を蝋燭に近づけてみる。
あ〜ちち♪ あ〜ち♪
燃えてるんだ蝋が!
全然嬉しくないし熱いだけだ。
当然といえば当然。
辺りはすっかり暗くなったので、お開きしようとした時。
帰り際えなりくんが、僕に粋なプレゼントをくれ、悩みすぎるなよ!と言ってくれた。
お線香の香り漂う中身はスチュワーデス物語を彷彿とさせるビデオ。
風間杜夫のように、大空へ羽ばたく気持ち。
一歩踏み出す勇気を持てというエールと受け取った。
コレクションを整理しなくてはならない。
ごめんな飽きたビデオ。
大切なことはすべて君が教えてくれた。
しかし、卒業だ。
そして今日、新たなメンバーが加わった。
ビデオは減らない。
秋元康こと、島耕作の手でシャッフルされ未来に向かってテイク・オフ!
続く。